2019年2月12日、ふとスマホを見ていたら水泳の池江璃花子さんがなんと白血病に侵されているというニュースが飛び込んできました!水泳界の絶対的エースである池江璃花子さんが東京五輪まで1年半というこのタイミングで白血病になるなんて全く信じられませんでした。

このサイトでは話題のCMについて深くご紹介していますが、今回はそんな池江璃花子さんの出演されているENEOSのCMの紹介と共に池江璃花子さんの病気の状態と今後についても調査しましたのでじっくり見てくださいね。

目次
現在放送されているENEOSのCM、今後池江璃花子さんは見られないの?
まずは現在放送中のENEOSのCM、池江璃花子さんが出演されているCMを簡単にまとめてみました。
【池江璃花子さん出演CMの概要】
・企業名:ENEOS
・内容:ENEOSエネルギーソング 水泳編
・出演者:池江璃花子、北島康介、DREAMS COME TRUE、吉田羊
・楽曲名:DREAMS COME TRUE「その日は必ず来る」
・放送日;2019年1月〜
【CM動画はこちら】
ENEOSの水泳編CMは2018年10月より放送されています。CMでは男子100m平泳ぎ金メダリスト、「チョー気持ちいい!」の名言でおなじみ、北島康介さんとのマッチレースがとても印象的ですよね。やはり現役の底力なのか、池江璃花子さんがあっさり勝利します。
このCMがいつ撮影されたのかは不明ですが、素人の私が見る限りは病気を患っているようには全く感じられません。今回の白血病告白は全国の誰もがあっけにとられたと思います。

今回の白血病騒動で今後も池江璃花子さんのCMがみられるのでしょうか?水泳ファンでなくても気になりますよね。私もこの記事を書くにあたって速攻で調べましたよ!
その結果、CMを放送しているJXTGエネルギー広報部によると
現在、放送中のものは継続します。池江選手の早期回復をお祈りしています。
とコメントを出され、引き続きCMを継続する事が決定しました!
池江璃花子さんがガムシャラに泳いでいるこのCMを見ると池江選手を応援したくなりますし、何よりも元気を与えてくれますよね。何回も書きますが、こんなパワフルな女の子が病に倒れるなんて今だに信じられません。
池江璃花子さんは競泳界の絶対的エース
池江璃花子さんを知らない人は宇宙人かもしれない、それくらい水泳をあまり知らない方でも池江璃花子さんなら知っているという人は多いのではないでしょうか。ここでは池江璃花子さんの輝かしい競泳記録を簡単にまとめます。
池江璃花子さんの主な競泳記録
- 15歳(2016年4月)日本選手権、日本新記録1個、高校生新記録7個の活躍で五輪代表獲得
- 16歳(2016年8月)リオ五輪、日本競泳史上初7種目で五輪出場
- 17歳(2017年8月)世界ジュニア選手権、50m自由、50mバタフライ、100mバタフライ3冠達成、大会MVP
- 17歳(2018年4月)日本選手権、100m自由形で自身のもつ日本記録を更新
- 18歳(2018年8月)アジア大会、日本人最多6冠達成で大会MVP
池江璃花子さんは3歳から水泳を覚えてみるみるうちに上達されました。競泳記録は本当に主な記録しか書いていませんが、小学校高学年から中学、高校と進級されるたびに次々と記録を打ち立てられています。
2020年のオリンピックでは金メダルに一番確実、あとは何個取れるだろうか、と期待されていました。そんな中での突然の白血病との告白だったんです。

池江璃花子さんの病名、白血病はどんな病気?
白血病と聞くだけですごく怖い病気のように聞こえませんか?白血病ってどんな病気か私自身すごく気になったのでここでは白血病について調査してみました。
白血病とは血液のがんとも言われています。日本では年間約1万4,000人が白血病と診断されている病気です。
白血病は本来血液を作り出す細胞の成長が止まった状態のまま、ドンドン血液の中で増殖する病気です。例えていうと、ある日突然何らかの影響で人から姿をゾンビに替え、町中にゾンビが仲間を作っていく恐ろしい病気なんです!
白血病が厄介なのは悪さをする血液細胞が排出されず、どんどん自分の陣地を拡大してしまうんです。その結果、正常な血液細胞が活躍することができません。つまり、白血病は海外の外来種が日本に漂着して日本古来の生き物を滅亡させるような働きをします。
白血病の初期症状は以下のようなものが現れます。
こんな症状がでたら要注意!
- 体全体が重だるい
- 貧血、めまいを起こす
- 疲れがずっとたまる
- 顔色が悪い、青白い
って症状を列挙しましたが、日常生活で普通にありそうなものばかりですね!池江選手は2019年のオーストラリア、ゴールドコースト合宿中に練習後、ゼエゼエと肩で呼吸をするくらいカラダがしんどかったため、遠征中の合宿を2日早く切り上げ帰国して検査されました。
その結果、白血病と診断されて、池江選手は即、入院となりました。しかし、幸い池江選手は早期発見できたようなのでそれだけでもよかった!と思います。
白血病の原因と治療法は?
白血病は何らかの原因で異常になった細胞が増殖する病気なのですがその原因はいまだに解明されていません。以前は治療法がなく、生存率も低い不治の病とされていました。
しかし、近年では骨髄移植や新しく開発された抗ガン剤投与で完治、改善できる病気とされています。白血病は大きく分けて2種類あります。
- 急性白血病:がん細胞が一気に増殖する
- 慢性白血病:がん細胞がゆっくりと増殖する
急性か慢性か、池江璃花子さんがどちらの白血病になったかは執筆時では明らかにされていません。今後の診察で明らかにされると思いますが、若年層に多いのが急性白血病とされています。
急性白血病の場合の治療法として、複数の抗ガン剤を投与した後、正常な白血球を増やしていく治療が基本となるようです。治療にかかる時間としては早ければ数か月、長い場合だと1年以上かかる病気といわれています。
とにかく今はオリンピックうんぬんよりも池江璃花子さんの完全回復を祈るばかりです。
白血病になっても復活したアスリートっているの?
白血病である事を告白した池江璃花子さんですが、白血病から復活したアスリートっているのでしょうか?そんな病に打ち勝ったアスリートを紹介していきます。
白血病と戦い復帰したJリーガー
池江璃花子の白血病公表を受け…復帰果たした新潟DF早川がコメント発表 #早川史哉 #アルビレックス新潟 #競泳 #池江璃花子https://t.co/IlQeeNrQB7
— スポーツナビ サッカー編集部 (@sn_soccer) February 12, 2019
J2新潟でプレイするJリーガー、早川史哉選手は急性白血病と診断されましたが約2年の治療後カムバックされています。早川選手は2016年にJ2新潟に加入し、当時J1開幕戦デビューとなりましたが、直後に白血病を発症されました。
その後、抗がん剤治療、骨髄移植手術を行い治療に専念。早川選手も次のステップとして完全復帰を目指している状況です。早川選手は「周りの期待を意識しすぎずに自分のことを第一に思って進んで欲しいと思います」と池江選手にもエールを送っています。
早川選手も同じ境遇だから言える勇気づけられる発言ですよね。池江選手も早川選手もゆっくりとあせらずに病気を乗り越えて欲しいと願います。
プロ野球選手も白血病からカムバック
白血病で真っ先に思いついたのが、ブルーウェーブ時代の岩下修一さん。
投手ですが、やはりいきなり白血病になったみたいですね
契約を維持してくれたオリックス球団のご厚意もあり、一軍のマウンドに立つ事を目標として物凄い闘病をしたそうですが、現役を維持して復帰してきたことをよく覚えています— TAT(TOH) (@trsyoshies02) February 12, 2019
プロ野球、オリックスの投手として活躍された岩下修一さんは1年目から大活躍。44試合に登板して初勝利も上げられ、将来を期待されていましたが、翌年に急性白血病を発症されました。約1年の治療後、現役復帰。その後4年間現役として活躍され、2006年現役引退されています。
水泳選手でも過去に白血病を患って金メダルを獲った選手がいた!
2008年北京五輪に出場したマーテン・ファンデルバイデン選手(オランダ)は当時新種目となった水泳オープンウォーター10㎞で金メダルを獲得されています。ファンデルバイデン選手も白血病を患った後の復活となりました。
治療期間はやはりかかるものの、早川選手、岩下選手のその後の活躍ぶり、またファンデンバイデン選手の金メダルを見ると池江選手も勇気づけられるのではないかと思います。
池江璃花子さんを指導するコーチは?
ひさびさに三木二郎という名前が出てきていろんな画像を検索してみたら興奮してる pic.twitter.com/XIG8JPJBa6
— まこと兄貴🥴 (@9kei9kei) February 13, 2019
池江璃花子さんを指導するのは三木二郎コーチです。三木コーチも池江選手の異変にいち早く気づかれており、合宿の後半から「今までに見た事がないしんどい姿を見せていた」と語られています。
また2018年のアメリカ合宿の際、1ヶ月近くも調子が悪く、泳ぎのリズム、フォームが崩れていると三木コーチも指摘されていたようです。また、軽めの練習にもかかわらず、肩で息する事が目立つようになり、練習直後のプロテインも体が受け付けないといった前兆もあったとの事です。
三木コーチは池江選手が白血病であるとの報告を聞いた時「最初はお互いに言葉が出なかった」とショックを隠せませんでした。しかし、池江選手から「早く治してまた二郎さんと一緒に練習を頑張りたい」と前向きの発言を伝えられたのです。
そんな池江璃花子さんが全幅の信頼をよせる三木二郎コーチもちょっと気になりましたのでここでは三木二郎コーチについて紹介していきます。
三木二郎コーチとは?
- 生年月日: 1983年5月31日
- 年齢 : 35歳(執筆時)
- 選手時代:2000年シドニーオリンピックにて日本男子最年少17歳で出場。200m個人メドレーで16位
- 引退時期:2008年4月
- 引退後 :2016年~スポーツ指導者海外研修員としてイギリス留学
- 現在の活動:2018年5月より池江璃花子のコーチに就任。
- 現在の所属:ルネサンス
三木二郎さんは元々オリンピックの個人メドレー代表選手として活躍されていました。17歳でオリンピックの代表だったんですね!これって意外(失礼!)とスゴイ事で高校生で男子水泳オリンピック出場は三木二郎さん含めて3人のみです。
・北島康介:18歳(2000年:シドニー五輪、100m平泳ぎ4位入賞)
・萩野公介:17歳(2012年:ロンドン五輪、400m個人メドレー銅メダル)
三木二郎さんは男子水泳で高校生で初めてオリンピック代表になっていた!という事なんです。同じく高校生で2016年リオ五輪に出場した池江璃花子さんにとって三木二郎コーチは憧れの存在に違いありません。
三木コーチは池江璃花子さんと面会した時、何と声をかけていいかわからなかったそうです。三木コーチにとっては池江選手は自分の妹のように大切に育てられたはずなので戸惑いもあったと思います。それでも最後には池江選手の前向きな発言を聞き、三木コーチも東京五輪に出場できる可能性はゼロではないから、全力でサポートする事を誓われました。
緊急会見の中での三木二郎コーチが声を震わせながらも力を込めて池江璃花子さんの回復を信じて共に前を向く発言には私も心を打たれましたね。

可能性はゼロではない!池江璃花子さんが東京五輪へ出場するには?
京葉線から見える辰巳の森海浜公園で建設中の巨大な建造物は何?#オリンピックアクアティクスセンター pic.twitter.com/0KfKPgXguq
— Captain iWarvel ︽✵︽ (@iwasta88) September 26, 2018
池江璃花子さんの白血病の治療には少なく見積もっても数か月はかかります。そこからトレーニングを再開して東京五輪の代表選手として選ばれなければなりません。
2020年東京オリンピックまで残された期間はわずかとなりましたが、東京五輪水泳の代表はいつ決定するのか調べてみました。
- 東京五輪日本競泳代表選考2019年7月開催:第18回FINA世界選手権(韓国・光州)で金メダルを獲得する
- 2020年4月の第96回日本代表選考会(オリンピックアクアティクスセンター)で2位以内、及び日本水泳連盟設定の派遣標準記録を突破する
2019年7月のFIFA世界選手権への池江璃花子さんの出場はさすがに厳しいような気がします。治療だけでも数か月かかる上、一番速いタイムを出すためにはそれなりのリハビリ、トレーニングが必要かと思います。
という事で可能性があるのは2020年4月、まさしく東京五輪へのラストチャンスとなる本番会場のオリンピックアクアティクスセンターでの日本代表選考に間に合うかが焦点となりますね。
本来であれば水泳の事は一旦忘れて、治療に専念して欲しいのですが、三木コーチや他の競泳選手からのエールも届いていますし、可能性がすべて消えたわけではありません。何より早期発見できたので今から治療、そしてリハビリ、トレーニングを積めば2020年4月の代表選考、そして2020年7月の東京五輪に間に合う計算となります!

みんなで池江璃花子選手にエールを!骨髄バンク登録方法
ドナー登録はお近くの献血ルーム等へ!申込書の記入と2mlの採血だけでOKです。https://t.co/rx7ZScGWPq
競泳の池江選手に関しての報道があり、たくさんのお問い合わせをいただいています。まだまだドナーは足りていません。皆様のお力添えをお待ちしております。#骨髄バンク#ドナー登録
— (公財)日本骨髄バンク (@JMDP1789) February 12, 2019
池江璃花子さんがご自身のツイッターで白血病の告白をした翌日には骨髄バンクにドナー登録する方が一気に増えたそうです!なんでも1日で骨髄バンクにドナー登録された人数が通常の1か月近くの人数になったそうです。何とか池江選手を応援したい、力になりたいという声が形に現れたと思います。
ここでは白血病治療に有効な骨髄バンクに登録する方法をご紹介します。骨髄バンクに登録する前に対象となる方が制限されています。
ドナー登録出来る方は?
- 骨髄・末梢血幹細胞の提供の内容を十分に理解している方
- 年齢が18歳以上、54歳以下で健康な方
- 体重が男性45kg以上/女性40kg以上の方
以上の条件を満たしていれば骨髄バンクでドナー登録が可能となります。しかし、条件を満たしていても健康状態や家族の同意がなければ提供できないので注意が必要です。問題がなければいよいよドナー登録の申し込みをしましょう。
申し込みは日本骨髄バンクの公式サイトよりWeb申し込み、もしくは資料請求して申し込むことができます。その後申し込書に必要事項を記入したら、全国にある献血ルームに持参してください。
そこで採血を行い、後日自宅にドナー登録確認書が到着します。採血自体は15分ほどで終わるので簡単なんです。ドナー登録者は月平均3,000人くらいで、まだまだ白血病患者さんと比較すると圧倒的に少ないようですね。池江選手の告白によりドナー登録人数は増えたようですが、今後も一人でも多くドナー登録が増えて欲しいと思います。
私は献血がきっかけでドナー登録をし、適合通知がきましたが、海外渡航歴に当てはまるものがあり、不適合になりました。職場の理解も得られたのですが、クリアしなければいけない問題が沢山あります。でも登録をすることによって、誰かの命が助かる可能性が広がりますね。

まとめ
- 放送されているENEOSのCMは池江璃花子さんが出演
- 池江璃花子さんが白血病と公表されてもCMは継続
- 白血病は血液のがん。治療には抗がん剤、骨髄移植が有効で治療に数か月から1年以上。
- 白血病になっても復活、活躍したアスリートもいる
- 池江璃花子さんのコーチは三木二郎さん。二人三脚でで復活を目指す。
- 池江璃花子さんの白血病告白で骨髄バンクのドナー登録が急増。
池江璃花子さんは18歳(執筆時)でまだまだ若いですよね。東京オリンピックは確かに2020年と時間は限られていますが、仮に東京に間に合わないとしてもまだまだチャンスはあります!今は池江選手のおばあちゃんが言われていた通り、水泳の事は置いといて治療に専念してほしいと願うばかりです。
私も池江選手のファンとして今後の池江璃花子さんを応援したいです!
最後に
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